元旦競歩(千菊)
- 東京大学陸上運動部競歩パート
- 2019年1月1日
- 読了時間: 3分
お疲れ様です。学部2年の千菊です。本日行われました元旦競歩の結果報告です。
20kmW 1:36’37 (PB)
Lap(5km毎); 23’10-24’52-24’08-24’25
注意 LoC×2 (4km付近、6km付近)
警告 LoC (5km付近)
高畠が終わってから、改めてこの元旦で日本選手権の標準切りを目指そうと思ったのですが、左膝の痛みが再発したので11月はほとんど歩けませんでした。一旦絶望しかけて手術の予約も年明けに入れてしまったのですが、12月に入ったあたりからスピードを出し始めて、平日の10kmビルドの上がり2kmや和光市での練習は上手く4’35-40/kmで歩けるように戻せました。なので前半楽に入って後半耐えるレースをすれば標準切りも可能なのでは?と思い調整してレースに望みました。
前日の流しでは違和感はなかったのですが、当日の朝のアップというか、ふつうに地下鉄の階段を降りるだけで膝が痛みました。ただ、高畠の時はそこからレース始まれば痛みはなくなったのもあったので、それを期待してレース始まってからは様子を見ながら4’35/kmあたりの集団で歩きました。春木さんや明石さんはそこらあたりでは大変お世話になりました。
ただし、3周目を過ぎたあたりからむしろ膝の痛みが悪化してきて、乗せて押す動きができなくなって失速しました。その後ろに集団はなかったこともあって、目標物も失った一人旅になり、標準切りも無理だなと思って諦めて錯乱して、あろうかとか失格しようと跳ねて無理なストライドを出してみようとしました。しかしそれも膝が痛すぎて足を前に運ぶのもしんどかったので叶わず、むしろ後ろ足の踵を残して上から持ってくる動きを意識してストライドを伸ばせました。
ちょうど後ろから同郷の東北大の選手が来たこともあって平常心を取り戻し、リズムとフォームを整えて残り10kmは歩けました。左膝の痛みであと一歩押しきれませんでしたが、腕振りや運び足を低くすることを意識できました。ただ、あと5kmあたりで一気に内臓疲労がきて腹が痛くなったので支点を上にして動かす意識が弱くなってしまったので、最後あと一周はそのまま上がれば1:35分台でしたがむしろ落ちてしまったのが反省点です。
途中で投げやりなレースをしてしまったのはいかなかったですが、一応ベストは更新して新年を迎えられたのは良かったです。標準切りは、元は後藤さん1人しか切ってなかったので絶対自分がと思ってましたが、あぐりが10000で切ったためその必要はなくなったことと、どのみち手術後で日本選手権はまともに練習して望めないと思っていたので少しモチベーションが下がってたというのもあるのかなと今にして思います。
率直な思いとしては、ここ一年と4ヶ月ほど、足の痛みを気にせずに歩けていた期間がほとんどなくて、それで煮え切らない思いを抱えたままなので、今回の明石さんにオススメいただいた手術でしっかり治して、痛みのことを考えずに歩きに集中したいです。故障との付き合いも長くなったおかげで特に今年のロードシーズンからは、歩きの改善を心がけました。そのための背中や体幹のトレーニングのおかげで足の負担を減らして今まで頭の中で描いてきた動きに近いものが実現できてきていますし、その効果として歩きの効率が上がって、高畠元旦と練習を積めなかった割にはベストを更新できました。これらは怪我の功名でしたが、いい加減ピシッといいタイムで歩きたいです。ここから術後1ヶ月は歩かないので、その間にできる限り故障の根幹と僕が読んでいる筋肉量の左右差をできるだけ是正して、術後の故障再発防止に努めます。
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